圓藏寺について

圓藏寺由来

圓藏寺は日蓮聖人を開祖とする日蓮宗のお寺です。
はじまりは応仁2年(1468年)3月、現・日蓮宗本山 富士山久遠寺第9世按察(あぢち)阿闍梨日安上人が開創されました。
開基檀越は大北勘平氏であり、日蓮宗3派合同以前は本門宗寺院でありました。慶長6年(1601年)5月、当地代官であった井出志摩守正次より土地の寄進を受け地盤を広めてゆきましたが、寛政5年(1793年)3月、お堂が自然破損した為当代14代日受住職が再建するも、その後 慶応2年に伽藍全焼し寺宝一切を焼失してしまいました。しかし、明治14年12月に仮本堂を建設、明治36年に本堂改修・庫裡を建設し、平成30年(2018年)11月4日圓藏寺第23世日綱代(吉田顕綱住職)にて実に137年の時を経て宗祖御降誕800年砌の聖日、本堂再建を壇信徒一同の御協力のもと落慶し今日に至ります。

日蓮宗とは

日蓮宗は、鎌倉時代「日蓮聖人」によって建長5年(1253年)4月28日に開かれた宗派であります。
久遠の本師釈迦牟尼佛を本尊とし、お釈迦様が説かれた妙法蓮華経(法華経)をよりどころに、その法華経の功徳は、『南無妙法蓮華経』のお題目に集約されているとされております。日蓮聖人は法華経の説く「差別なく万人を平等に成仏できる」という仏教思想の原点に今こそ戻るべきであると説かれています。現在日蓮宗はお釈迦さまの説かれた「法華経」をよりどころとする教団であり、この「法華経」を身をもって読まれ布教をせられた日蓮大聖人を宗祖と仰いでおります。本宗の教義は法華経の魂をお題目に込められた宗祖の教えに導かれて、私たちが信行に励み、この教えを広めることによってやがて世界平和と人類の幸福、ひいては個人のしあわせにつながることを信じて行動する教えです。